カミコラム

嫌で仕方なかったクセ毛を好きになった話

ポポです。今日は髪のコンプレックスのお話しです。

ポポは10代前半の頃、自分の事がすごく嫌いでした。あと、モテなかったです。あと、友達も全然いませんでした(暗い・・)

そして、それを「全部クセ毛のせいだ!」と思っていた時期がありました。

極端だなあって思う方もいるかもしれませんが、画面の向こうで共感してくれている子もいると思っています。特に女の子にとってクセ毛の悩みって本当につらいですよね。

でも今のポポが当時の自分に会えるなら、こう言ってあげたいです。

「まずクセ毛の自分を好きになれないと、サラサラストレートになってもモテないぞ。」と。

まあきっと13歳のポポは「いや、かわいい子はみんなサラサラストレートだから。それだけでモテるから。」と強情に主張するでしょう。

当時は「クセ毛である限り女の子として劣っているんだ」なんてことを本気で思っていたポポなので。

でも今のポポの考え方はこうです。

「クセ毛も可愛いし、ストレートも可愛い。自分らしいのはどっちだろう?」

この考え方になるまでのお話を今日はしたいと思います。

今、クセ毛に悩んでいて「クセ毛の自分は不運だ。可愛くない。」と悩む女の子たちに届いたらいいなと思います。

クセ毛に絶望していた思春期

13歳。中学生になったばかりのポポは、自分のクセ毛をとても恥ずかしく思っていました。

ずっとクセ毛だったわけではなく、小さな頃は柔らかくてサラサラだった髪が、小学校高学年頃から急に変わったんです。

かたくて太い髪の毛はうねるし広がるしはねるし・・毎朝必死にストレートアイロンをしても学校に着く頃には元通り。

女子トイレの鏡の前で半泣きになりながら「何もしないでサラサラストレートな子はずるい」といつも周りの子と自分を比べていました。

しかもその頃ってちょうど男女がお互いを異性として意識しまくる時期じゃないですか。

そんな時期と自分のクセ毛デビューが重なったから、ポポは「女子」としての劣等感が半端じゃなかったです。

クラスの可愛い子たちはみんなストレートヘア。縮毛矯正をかけている子も沢山いたのを覚えています。

ちなみにポポの家は厳しすぎて縮毛矯正をかけることも、髪を伸ばすことも禁止されていました。(どこの軍隊だよ・・)

なので、いつも伸ばせる最大の長さ(つまり肩上。つまり一番毛先がはねる髪型)でした。

学園恋愛ドラマのヒロインもたいていストレートロングだし、ポポが愛読していた雑誌「セブンティーン」の人気モデルさんたちもみんなストレートヘアで、その影響力もあり、ストレートへの憧れはつのるばかりでした。

多分シャキーン!ってストレートがトレンドだったんだと思います。

ポポは、サラサラストレートこそが「王道の可愛さ」だと思い込んでいたので、クセ毛の自分に日々絶望していました。

念願の縮毛矯正デビュー!

中2の6月、梅雨というクセ毛さんにとって最大の鬱シーズン。

毎朝鏡の前でほぼ発狂してクセ毛を呪うポポ(こわい)を見かねた母が、ついに縮毛矯正をすることを許可してくれたのです!!

もう、妄想が止まりませんでした。

脳内ではサラサラストレートになった私がスクールカーストの底辺(同級生にも先輩にもいじめられていて、友人はタイ人の男の子と国語の先生のみでした。やばいです。底辺すぎます。)から飛ぶ鳥を落とす勢いでトップまで上り詰め、キラキラ女子としてモテまくる想像をしていました。

その時なぜか顔面偏差値やスタイルまで脳内修正されてたので、ポポは少しおばかさんだったんですね・・

そしていよいよ縮毛矯正デビュー。今でも家族でお世話になっている表参道の美容室にドキドキしながら行きました。

オーナーに「クセ毛も活かして可愛くできるよー?」と言われても、食い気味に「いや、ストレートしちゃってください。」とお願いし、念願のシャキーン!ストレートに。天にも昇るような気持ちでした。

「これからは友達もできるし、モテるし、ようやく私のスクールライフが始まるぞ!」とワクワクのポポ。さて、実際はどうだったのでしょうか。

サラサラストレートでも人生はやっぱりしんどかった

 

さて、サラサラストレートを手に入れたポポはスクールカーストの底辺から抜け出せたかというと・・・

底辺のままでした。モテないし、人間関係も改善されず。(ほんとつらかった)

最大のコンプレックスが消えて超ハッピーなのに、周りのリアクションは皆無。

ストレートヘアにすればすべてうまくいくと信じていたポポは「あれ?サラサラストレートにしたのに全然人生イージーモードじゃないぞ?しんどい・・」と混乱。

この辺でいい加減に問題の本質に気付けばいいのに、この期に及んでまだ「分かった!色白じゃないからダメなんだな。それともスタイル?あ、顔面偏差値?」などともうストレート=可愛いに決まってる、という呪いから抜け出せなくなっていました。

そんなある日、ポポは自分の価値観をぶっ壊してくれる天使と出会います。

くるくるクセ毛の天使と出会い、ストレートの呪いが解ける

中3になって通い始めた塾で、ポポはある女の子と衝撃的な出会いをします。

何が衝撃かというと、その子はくるくるのクセ毛だったのです。

くるくるっていうか、くるんくるん。しかもショートカットだったので、まるでミュージカルのアニーみたいでした。

ポポはその子を初めてみたとき、「天使みたいで可愛い・・!」と思いました。

その子はとても人懐っこくて、いつもニコニコの笑顔で話しかけてくれました。

念願のストレートヘアにした私よりも、くるくるパーマのその子はずっとずっとキラキラしていて可愛くて、学校にほとんど友達がいなかったポポにとっては本当に天使みたいな存在でした。ストレートこそが可愛いの定義だと思い込むポポに、その子は笑いながら話してくれたんです。

「私天然パーマでさ、遺伝なんだよね。雨の日とかクルンクルンで大変なんだけど、たまに外国の赤ちゃんみたいって言われて嬉しいんだ!」

ポポにとってそれが「ストレートヘアの呪い」が解けた瞬間でした。

 天使に呪いを解いてもらったポポは気づいたのです。

「人の魅力に決まった定義ってないんだなあ。その人らしさこそが最大の魅力で、そこを磨いていくことを自分磨きって言うのかも。」

世界の見え方が少し変わって、生きやすくなった瞬間でした。(ありがとう天使。今でも感謝してます。)

 それからのポポと髪の関係

それからのポポは、頭のてっぺんから毛先まで全部シャキーン!と縮毛矯正をかけるのはやめました。

真っすぐにする!ということにこだわるのではなく「自分の髪の毛をもっと好きになる為に」と考えるようになったからです。

ストレートアイロンと縮毛矯正で痛んだ髪の毛はさらに硬くパサパサしていたので、まずはそれを改善しようと思いました。

顔周りの髪の毛がうねるのはどうしても気になるので、今もそこだけはストレートをかけてもらったり、半年に1回のペースで髪質改善のストレートをしてもらうようにして、なるべく髪の毛に負担をかけずに柔らかく扱いやすい髪質を目指しています。

美容室の方にも相談して、自分の髪質を理解してくれている方に10年近く担当してもらっているので、美容室に訪れる度に「ポポちゃんの髪質ならこんな風なスタイルどうだろう?」といつも楽しく相談しながら、自分の髪質だからこそ似合うスタイルや髪色、アレンジがあることを教えてもらっています。

今でも普通よりはずっと硬くてクセのある髪質だし、何もせずにサラサラの柔らかい髪質でいられる女の子よりもお金も時間もかかるけど、手をかけた分変わっていく髪の毛の変化を楽しめる自分が好きです。

あとこれは少し髪とはずれますが、暗黒の中学時代を経て自分のこと好きになろうって努力したら、高校では人並にモテるようになったし友達も出来ました。(拍手)

ただ、自分のこと好きになるのって「ありのままでいーや!」じゃなくて、「どこが私の強みで弱みか」を考えて「じゃあここを改善してここを伸ばそう」と行動することなので、私の場合は結局そのあと、自分の強みを伸ばせそうな学校を受験して転校しました。(いわゆる高校デビューですね)

クセ毛の自分を好きなることって必要?

話を最初に戻します。(だいぶ遠くまで来てしまってすみません)

もしクセ毛に悩んでいた昔の自分に会えるなら、「まずクセ毛の自分を好きになれないと、サラサラストレートになってもモテないぞ。」と言いたいと冒頭でお話しました。

それはつまり、今の自分を受け入れてからじゃないと先には進めないということなんです。

ポポはクセ毛に奮闘してた過去の自分だって好きです。鏡の前で半泣きで必死になってクセ毛をのばす姿なんて、それこそ超女の子じゃないですか・・!

なんていうか、コンプレックスそのものに執着して呪いがかかったように「これがなくなれば全部上手くいく」と考えるのは、シンプルにしんどいです。

だってそれがなくらない限りずっと気持ちが晴れないから。しかも、選択肢は「コンプレックスを排除」以外考えられなくなります。

でも、今の自分を好きになって受け入れると、未来の自分をもっと好きなるためには何をしよう?と前向きな気持ちで様々な選択肢の中から行動を選び取っていくことが出来ます。

だから、クセ毛に悩む女の子は一度ぐっと「クセ毛が嫌い」の気持ちを落ち着かせて「私はどんな自分になりたいんだろう!」とワクワクしてみて下さい。

雑誌の中の人気モデルさんやテレビCMの女の子と自分を比べる必要はありません。ポポの場合は映画や本を沢山見たり読んだりして、

「このヒロインの生き方が好き!髪型真似っこしてみようかな」と楽しんだり「一回は黒髪ロングストレートぱっつん前髪(呪文か)にしなきゃ気が済まない!」とやってみたり、「外国人クセ毛風パーマかわいい・・(あんなにクセ毛嫌だったのに矛盾の極み)」など、

とにかく自分の髪を楽しむ努力をしています。

 髪は、あなたを語る。

さて、ポポの伝えたいことはみなさんに届いたでしょうか?

この「髪のミカタ」のコンセプトは「髪は、あなたを語る。」です。

これからもポポは女の子たちが髪を通して自分らしい日々をおくれるように沢山応援したいと思っています!

髪はあなたを語る。

ツヤツヤ、サラサラの髪。それだけが魅力じゃない。
例えば突然の雨にふられて濡れた髪は時に色っぽく見えるし、
あなたが誰にも見せたくないと思う寝起きのボサボサの髪だって、
あなたのことを好きな人は「無防備な姿が可愛い」と言ってくれるかもしれない。

言葉に出さなくても、髪は話してしまう。
いつも乱れない揃った前髪はあなたの意思の強さ。
いつもより低い位置で髪を結わいている日は、少し疲れているサイン。

髪を見てふと気づく変化がある。
久しぶりに会った友達の髪の長さに、会わずにいた月日を実感したり、
あんなに黒髪にこだわっていた昔の恋人の髪色が少し明るくなっているのを見て、
どんな心境の変化があったのだろうと、なぜか心がざらつく日もある。

髪はあなたを語る。
何もせずただまっさらな髪でいたい日もあるし
高い位置で髪をまとめて沈む気持ちを引き上げたい日もある。
複雑に編み込んでみたり、シンプルにまとめてみたり、まっすぐおろしてみたり、
あなたの心に連動するように、髪ははねたり、潤ったり、柔らかくなったりする。

「髪を切ったのは失恋したから」
「髪は死んだ細胞の集まり」
そんな単純なことじゃない。

誰が何を言おうと髪は生きているし、
髪を切ったのは失恋じゃなくて、好きな人にただ見てほしいから。

毎日24時間楽しむのは難しいから、髪を楽しむことから始めてみる。
自分を丸ごと愛すのは難しいから、髪から愛してみる。

髪はいつも、あなたを語る。

「髪のミカタ」コンセプト

 

以上、ポポでした。

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